持続可能な開発目標(SDGS)は2030年までに達成すべき地球規模の課題を掲げた行動計画。
2015年に持続可能な開発サミットにて採択されました。
ブラーマ・クマリスはこれに先立ち、2009年より「ブラーマ・クマリス 環境イニシアティブ」を発足し、ラージャヨガ瞑想を通して心の環境・地球環境をクリーンにする活動を実践しています。
ブラーマ・クマリスの活動とSDGsの目指すものは重なる部分も多くあり、私たちは活動を通じてSDGs達成に貢献することを目指しています。
ブラーマ・クマリスの活動とGOAL
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あらゆる場所であらゆる形の貧困に終止符を打つ
ブラーマ・クマリスの取組
精神の豊かさが貧困撲滅活動(=衣食住・教育の提供や国内外の政策を展開・拡大)を持続可能なものにする
考え方
「物質的な貧困」を作り出すもとになっている精神的な貧困に焦点を合わせます。
具体的実践、活動内容
ラージャヨガ瞑想の知識を提供しています。ラージャヨガ瞑想の実践により、精神的な豊かさを取り戻し、心が満たされ意欲的になります。心の力を消耗させてしまう無駄な考えや否定的な考えがなくなるため、物質的なものに対しても的確な判断ができるようになり、不必要な消費を減らし、資源の無駄遣いをしなくなります。精神的に豊かだと心が強靭になり逆境にも揺らがず安定して対応することができます。
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飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する。
ブラーマ・クマリスの取組
ヨギ農法の実践(インド・ラジャスタン州)
考え方
自然と調和した農業の実践。愛と感謝の気持ちで農業に従事します。
具体的実践、活動内容
2007年よりヨギ農法=持続可能な有機⾃然農法を実践。瞑想で培った純粋なエネルギーを種⼦、⼟、⽔や農作物に供給することで作物の発芽率、収穫率、栄養価等を⾼めています。インド各地の農業従事者にこの農法を指導し、農業の改善に貢献しています。
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すべての人に健康と福祉を~あらゆる年代の人々への「良質の生活」を後押し
ブラーマ・クマリスの取組
グローバルホスピタル(総合病院 インド・ラジャスタン州)の開設
考え方
貧困層、辺境地区住民も含めたすべての人々に対して、世界レベルの医療サービス・医療コンサルテーションを提供し、病気の予防や治療に瞑想を活用しています。
具体的実践、活動内容
グローバルホスピタルでは貧困層に対して医療費を無償・または医療費の補助を実施しています。若年層向け職業訓練の実施、医療分野における研究も実施しています。
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質の高い教育を皆に~すべての人に包括的で質の高い教育を保証する
ブラーマ・クマリスの取組
生涯学習の提供
考え方
年齢・性別・国籍・人種・信仰・貧富の差・政治的背景に関わらず、全ての人々に無料でラージャヨガ教育を提供しています。ラージャヨガ瞑想を学習することで自己肯定感を高めることができます。
具体的実践、活動内容
5歳から100歳まで、世界100カ国で100万人以上の人々がラージャヨガを勉強しています。世界中で8500ヶ所以上のラージャヨガセンターが開設され、誰でもが無償でラージャヨガ瞑想を学ぶことができます。
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ジェンダー平等を実現しよう~男女平等を達成し、すべての女性や女児をエンパワーする
ブラーマ・クマリスの取組
女性にリーダーシップを委ねる
考え方
ブラーマ・クマリスでは、男女間のバランスを取り戻し、女性の能力を活かし社会に貢献できるよう、1936年創立当初より女性にリーダーシップが委ねられています。
具体的実践、活動内容
女性がリーダーシップを取り、前面に立ちながら男性はバックボーンとして活動全体を支えています。現在も総責任者、共同責任者は女性が務めています。
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エネルギーをみんなに。そしてクリーンに~手ごろな価格で信頼できる、持続可能な現代のエネルギーをみんなに
ブラーマ・クマリスの取組
770機のソーラーパネル研究開発プロジェクト「インディアワン」(インド・ラジャスタン州)
考え方
再生可能エネルギーの研究開発の実施。独自の蓄電技術開発により夜間のエネルギー不足を解消
具体的実践、活動内容
「インディアワン」プロジェクト60㎡のパラボラ型集光装置770基を開発、稼働することでキャンパスを訪れる25000人分のエネルギーを賄っています。さらに独自の蓄電技術により24時間稼働が実現。インドのみならず海外政府・企業が視察に訪れています。
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働きがいも経済成長も~働きがいのある人間らしい仕事を推進する
ブラーマ・クマリスの取組
ラージャヨガ瞑想の実践で自己の尊厳・価値を高める
考え方
働くことは金銭的経済的に豊かになるだけでなく、何かを作り上げたり人と共有する内なる能力を発揮することです。奪い合う経済ではなく、与えあう経済こそが働き甲斐のあることであり、持続的な経済成長も実現させます。
具体的実践、活動内容
ラージャヨガ瞑想を実践することで自己肯定感が高まり、自分の価値を感じることができます。仕事に対するとらえ方が変わり、仕事の結果や人に認めてもらうことで自己肯定感を高めたり、自分の価値を見出すことが無くなります。私たちが本来持っている自己の尊厳や価値を表現することを喜びとしながら仕事をしていくことが、生きがいのある働き方だと考えます。
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働きがいも経済成長も~働きがいのある人間らしい仕事を推進する
ブラーマ・クマリスの取組
ラージャヨギのライフスタイル
考え方
ラージャヨガを実践することで、まず心の中の無駄な考えでエネルギーを消耗することを防ぎ、生活の中で必要なものだけを選ぶというシンプルな生き方を選びます。
具体的実践、活動内容
- 生活の中で無駄な消費はしません。
- ベジタリアン(自然と調和した食生活)を実践しています。
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気候変動に具体的な対策を~気候変動とその対策に立ち向かうため緊急対策をとる
ブラーマ・クマリスの取組
ラージャヨギの在り方・メッセージを世界に向けて発信
考え方
「何をどのように意識するかが態度となり、物の見方・視点に影響し、それが私たちの言葉と行動につながっていきます。そのエネルギーが世界を形成していきます。ラージャヨガを通じてこの考え方を提供しています。
具体的実践、活動内容
- 国際環境チームが過去10年にわたりCOP(国連気候変動枠組み条約における締約国会議)会議に出席、声明を発表し続けています。
- 日本では、Clean Mind Green Earth (クリーンマインド、グリーンアース)をモットーに、自分の意識の在り方が環境に影響することを自覚するようにしています。